27年間戦い続けた“レジェンド”がコートに別れを告げた。バスケットボールBリーグ1部レバンガ北海道の折茂武彦社長(52)が引退試合に臨んだ。

折茂の晴れ舞台に、著名人たちが会場に足を運んだ。試合前には歌手松山千春(66)が君が代を独唱。「本当に北海道の、日本のバスケット界にとっては宝のような存在です。ご苦労さんと言いたい」とメッセージ。試合後のセレモニーではスキージャンプのレジェンド葛西紀明(50)が花束を贈呈。「長い選手人生お疲れさまでした。競技は違いますが、折茂さんがつくってきた素晴らしい道を次は僕が折茂さんの思いとともに歩んでいきたいと思います」とあいさつした。

<バスケット界からのコメント>

◆トヨタ自動車時代にチームメートとしてプレーした田臥勇太 昔からお世話になっていた大先輩でしたので一緒にプレーできてうれしかった。北海道の方にも愛されているんだなと感じて、さすが折茂さんだなと思いました。

◆レバンガ北海道桜井良太(39) 42点取るというのはなかなかできないことなので、あらためてすごいなと思いました。これからまた日本のバスケットボール、北海道のバスケットボール界に尽力していってもらうと思いますので、これからもよろしくお願いします。お疲れさまでした。

◆B1群馬の五十嵐圭 たくさん足を運んでくれたファンやブースターの方たちの前でしっかりと折茂さんを送ることができてよかった。

◆男子日本代表のトム・ホーバス監督 昔の友達と若い選手と試合をしてすごく楽しかった。

◆宇都宮・比江島慎 レジェンドたちと試合ができてよかった。折茂さんはあらためて偉大な選手だなと思いました。