バスケットボール女子日本代表のオコエ桃仁花(23=富士通)が、人種差別的な内容のメッセージを日常的に送りつけられていることを明らかにした。

7日に自身のツイッターやインスタグラムを更新。ダイレクトメッセージ(DM)で届いた卑劣な内容を公開し、「こんなのよくくるけど、もう心が麻痺するくらいなれたよ」などと投稿した。

昨夏の東京オリンピック(五輪)で銀メダル獲得に貢献したオコエは、日本とナイジェリアの2つのルーツを持つ。「無視しろ、かまうな、相手にすんなよ。でも私たちがこのようなDMが日常的によく、送られてくるのが現状です」と訴える。

そのうえで、「これからの子供たちにそんな思いをしてほしくない。自分のためではなく、これからの多国籍を持つ子供たちが同じ思いをしないために発信してます」とつづった。

同様の人種差別メッセージに関しては昨年、NBAプレーヤーの八村塁と現在Bリーグでプレーする阿蓮(B1群馬)の兄弟が被害を明かしたことがある。

オコエの発信を受けて阿蓮は自身のツイッターに、「このような誹謗中傷を無視することは簡単だけど、僕たちが日常生活で受けているこの現状を発信することはとても大事なことだと思います」と投稿した。