ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの共同主将就任が前日8日に発表されたFB兼WTB奥村翔(かける、24)が9日、チーム練習後の取材に応じた。

6月に堀川隆延ヘッドコーチ(49)から、南アフリカ代表NO8クワッガ・スミス(29)とともに主将就任を要請された。入社2年目で抜てきされ、1カ月悩んだという。「このチームを日本一にするため、覚悟を決めた」と振り返った。

主将としての心構えなど、前主将で日本代表候補のロック大戸裕矢(32)から学んでいるという。「チーム全体を見て、どんな方向に引っ張っていくか、常に考えている」。大戸から「1人じゃない。みんな助けてくれるいいチーム」と言われ、気が楽になった。「でも主将として、結果を残す使命がある。自分との戦い」と気を引き締めた。

堀川氏は「彼は将来、日本代表候補になれる選手。リーダーの資質を学び、成長してほしい」と期待を込めた。11日にはアウェーでプレシーズンマッチの今季初戦・釜石シーウェイブス戦に臨む。【倉橋徹也】