関西2連覇を目指す京産大が開幕2連勝を飾るも、後半の戦いに課題を残した。

前半7分にバックスの展開から、左タッチライン際でリターンパスを受けたCTB高井良成(3年=関大北陽)が先制トライ。持ち味のFW戦でも優位に試合を進め、バックスはWTBシオネ・ポルテレ(1年=目黒学院)やFB北山絢大(4年=東海大大阪仰星)が得点し、前半だけで6トライを奪い42-7と圧倒した。

しかし、後半開始すぐに摂南大にトライを許すと、守備のギャップを突かれ、一時は互角の展開に。同17分にはモールを押し込まれるなど、後半だけで3本のトライを許した。

開幕戦となった18日関学大戦(69○19)も前半は43-0と圧倒しながら、やはり後半に3連続トライを奪われるなど課題の残る戦い。

全国大学選手権で4強入りした昨季も準決勝(1月2日)の帝京大戦で、終盤までリードしながら残り10分で逆転されている。

初の大学日本一には、課題を克服することが必要になりそうだ。

この試合の優秀選手には京産大のSO西仲隼(4年=近大付)が選ばれた。

摂南大は開幕戦で近大に19-33で敗れており、2連敗となった。