昨季の世界選手権で初優勝した宇野昌磨(24=トヨタ自動車)は89・98点の2位で出た。

冒頭の4回転フリップをきれいに決めたが、続く4回転トーループで片手をつく。何とか連続にしたもののミスが出た。今季初披露のSP。最後のトリプルアクセル(3回転半)は降りた。

試合後に参加した国際オンライン取材の一問一答は以下の通り。

 

<ミックス>

--試合前に「どんな結果になってもプラスにできる自信がある」と。次に向けて

宇野 やっぱり僕の課題は4回転トーループとトリプルアクセルなので。練習でいくら成功していても、これは数さえ練習すれば安定してしまうジャンプなので、それが良くなかったのかな。根本的に、自分は100%いい跳び方をしていないなと。コンビネーションより、まずは4回転トーループ。自分の中で「これだ!」って思えるジャンプを探すところからやっていきたい。日本に帰ったらそこを練習していきたい。

--1発で決めたい

宇野 何本もやれば、もちろん跳べるジャンプなんですけど、4回転トーループの失敗が試合でかなり多くて。練習でできて、何で試合でできないんだろ、と思っていたんですけど、正しい跳び方をしていないんだなと。もっともっと詰めていかないといけない。この試合で、あらためて思いました。コンビネーションは1個目さえ決まれば、たぶんできるので、どう改善していくか。今の一番の課題かなと思います。