「一時は、やめることも考えました」。元世界4位の錦織圭(32=ユニクロ)が、復帰への苦悩を明かした。契約するユニクロのイベントが19日、都内で行われ、報道陣に対応した錦織は、「リハビリ期間中だった6~8月にはやめることも考えた」と、引退を意識したことを明かした。また、来年1月に行われる全豪出場も不透明であるとした。

主な一問一答は次の通り。

 

-復帰の見通し

本人も分かっていなくて、戻れるかまだ確定じゃない。股関節が治りかけて、8月、9月くらいに。もうあと1カ月くらいで出られるかなと思っていた。そこで、新しいけがが、足首ひねった。それが思ったよりも悪くて、今どうなるか分からない状況。

-理想のプランは

本当の理想は全豪。ただ、今年はずっとそうだったが、ここで出られる、ってなって、(駄目になって)っていうのがずっと続いた。理想は全豪ですけど、まあフィフティーフィフティーくらい。

-今はどういう動きができているか

今はテニスはできていない。

-精神的には

危ないときはあった。1回「やめる」も、ちらついた。ただ、フェデラーとかを見てても、まだ30歳後半まで、最終的にはできるかなと思えた。それくらい危ない時期はあった。