前日の鬱憤(うっぷん)を晴らした。東地区5位青森ワッツがホームで同1位越谷アルファーズに82-71で快勝し、今季最長の4連敗をストップさせた。

第4クオーター(Q)に勝利を決定づけるダンクシュートを決め、チーム最多24得点で貢献したイー・ジェイ・モンゴメリー(23)は「今日勝ててとてもうれしいが、これからもベストを尽くして連勝できるように頑張りたい」と、勝ってかぶとの緒を締めた。次節は12月3、4日、ホームで西地区奈良と対戦する。

2戦連続はやられない。前日26日は第1Qに8-27と大差をつけられ、高原純平ヘッドコーチ(HC、42)が「出だしがすべてだった」と総括したが、この日は序盤に勢いを渡さなかった。相手のピック・アンド・ロールに対し、修正した強度の高いディフェンスで相手のターンオーバー(ミスによる攻守の切り替え)を誘い、リバウンドからの速攻でも得点を重ねた。1点を追う状況で入った第3Qを9点リードで終え、勝利をぐっと引き寄せた。

11月は無傷の7連勝で、B2全14チーム中1位の越谷は、高原HCが18年から昨季まで在籍した古巣。試合後、指揮官は「選手たちが仕切り直して出だしからハードに戦ってくれた」とねぎらい、ブースターに呼びかけた。「東地区首位の越谷に対してこういうゲームができるのは、今年のチームはそれだけの力があるということだと思います」。11月を勝利で締めて迎える師走。今季3度目の連勝を全員でつかみにいく。【相沢孔志】