東レが堺に3-2で勝利した。静岡開催のホームゲームで5連勝。共に9勝3敗で並ぶ上位対決を制し、リーグ4位から2位に浮上した。11-11と同点の最終第5セットでは、2本のサービスポイントなどで勝利をたぐり寄せた。篠田歩監督(42)は「タフな試合だった。最後はサーブで崩せてよかった。今日も若い力がチームを引っ張ってくれた」と振り返った。

3年目の若手2人が存在感を示した。OH小沢宙輝(25)が、アタックで19得点、サーブで2得点を記録。「今日は弱気にならず、攻めの姿勢でプレーできた」と満足げ。OH富田将馬(25=三島市出身、沼津中出)も躍動。アタックで14得点、サーブ3得点、さらにブロックも2本決めて気を吐いた。「今日は全部決めてやるという気持ちだった」と強調。指揮官からは「守備も頑張ってくれ、ゲームキャプテンとしての役割も出来ていた」と評価された。

今年のリーグ最終戦となる今日4日の次戦に向けて富田は「今季のリーグ敗戦は、全て日曜日。気を緩めずに頑張っていきたい」と力を込めた。【山口昌久】