16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)男子団体銀、21年東京五輪同銅メダルの丹羽孝希(28=スヴェンソンホールディングス)が3-4で敗れた。

落ち着き払った表情で試合に臨んだ。22年世界選手権男子団体に出場した横谷晟(愛知工大)の力強いボールに対し、冷静に対応。フルセットにもつれた第7ゲーム(G)は3-7とリードを許しながら、粘り強くコーナーを攻め、8-8の同点へ持ち込んだ。

それ以降は互いが1点ずつを取り合ってジュースとしたが、最後は相手に崩され、11-13で奪われた。

試合後はベンチに座り、無人になったコートを見つめたり、会場を見渡したりしていた。

丹羽は22年11月に国際大会からの引退を発表。Tリーグや国内の試合を中心に、選手活動を続けていく意思を表明していた。

前回大会はシングルス3位で、13年には優勝を飾っていた。