東地区首位の千葉ジェッツふなばしが、B1新記録となる21連勝を達成した。昨季の琉球ゴールデンキングスがマークした20連勝の記録を破った。今季35勝4敗。

同5位の宇都宮ブレックスと対戦し、積極的なディフェンス快勝。先月12日の名古屋D戦以来となる久しぶりのゲームで、ホームファンに新たな景色を見せた。

主将の富樫勇樹(29)は「今まで積み上げてきたものが出せた。去年の琉球の20連勝を見て、超えられるチームがあるのかと思っていたけど翌年こうやって超えられて正直びっくりです」と笑顔で振り返った。ジョン・パトリック監督は「21連勝は素晴らしいことで本当に誇りに思っている。ハッピーです」と話した。

ケガで主力のエドワーズら4人を欠き、W杯の予選開催のために約1カ月の中断期間を経た。それでも、チームは一丸だった。第1クオーター(Q)序盤から主将のヴィック・ローが3点シュート(3P)を決めるなど、効果的に得点を重ねて15-12で先制。第2Qも米山ジャバ偉生のスチールからローが3P、さらに小川麻斗が3Pシュートを連続して決めるなど、38-27と11点差をつけて前半を終えた。

第3Qは宇都宮の猛追にあい一時は46-44と2点差まで追い上げられたが、クリストファー・スミスのフリースロー、富樫勇樹の3Pで再びリード。さらに加点し、59-48と11点差に戻して第4Qへ持ち込み、最後まで主導権を握らせなかった。81-68と地力の差を見せつけた。この日から、会場ではマスクを着用している状態での「声出し応援」が解禁。ホームファンの大声援も、選手を後押しした。

Bリーグの6シーズンで地区優勝2度、優勝2度を誇る名門だが、今季は伝統のオフェンス力にさらに磨きがかかった。日本代表の富樫を中心に、原や今季から加入したロー、2年目のムーニーもチームに献身。連勝の21試合中、10点以上の差をつけた試合が17試合、90点台が8試合、100点台が3試合と、無類の強さを誇る。昨年12月11日の島根戦(79●81)が最後の敗戦だ。

悲願は、天皇杯、地区制覇、リーグ優勝の3冠達成。富樫は「次の試合を考えず優勝だけ目指す」と気を引き締めた。まずは12日、最初の関門となる天皇杯決勝、琉球戦(東京・有明コロシアム)が控える。積み重ねた勝利と声援がこの上ない弾みとなる。【勝部晃多】

◆プロ球技スポーツの連勝記録 米NBAはロサンゼルス・レイカーズが71-72シーズンに33連勝、プロ野球は60年に毎日大映オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)が18連勝、サッカーJリーグは鹿島アントラーズが98~99年にかけて16連勝、バレーVリーグ男子はサントリーサンダーバーズが20-21シーズンに21連勝を記録した。