ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が、日本男子初となる2連覇を達成した。

196・51点の合計301・14点。21日の公式練習中に右足首を負傷するアクシデントに見舞われていたが、その右足を突く4回転フリップを美しく決め切るなど、難局に直面した中で王者の地力を見せつけた。

【優勝インタビュー全文】

-おめでとうございます

宇野 ありがとうございます。

-連覇を決めた気持ちを

宇野 そうですね。このフリープログラム、本当に完璧とは全然言い難い演技ではありましたが、本当に今これ以上できない演技だったと思いますし、本当にどのジャンプも、すごい危ないジャンプが多かったので。それでもしっかり成績を残せたこともうれしいですし、またこの2週間ぐらい、すごく調子が良くなかったのもあり、周りの方にたくさん迷惑や心配をお掛けした中で、こうして結果という形で皆さんにお返しという形が取れたことに、すごくうれしく思います。

-コンディションが万全ではない中、一番の原動力になったものは

宇野 そうですね。本当にたくさんの方が僕を支えてくださって。何1つ欠けても、この演技にはたどり着かなかったと思いますし、本当に全ての僕に関わってくれた人たちに感謝したいなと思います。

-日本開催。大きな拍手や歓声があったが、どのような大会だったか

宇野 正直、国内戦、国内でやる国際大会は成績が振るわないことがすごく多かったので、本当に初めて、こういういい成績を残せたことにうれしく思いますし。僕は本当にこの世界選手権に向けて、いろんなことを考えながら、今後の道もすごくたくさんのことを今でも考えています。今後どういう形でスケートをやっていくか分からないですけれども、これからも頑張りたいと思います。