プロフィギュアスケーターの浅田真央さん（32）が、総合プロデュースする通年スケートリンク「MAO　RINK」を実現させる。

28日、建設予定地の東京・立川市で、24年秋の開館を目指すと発表した。立飛ホールディングスが共同事業者となり、土地の提供、建物の建築を進める。場所は多摩モノレール立飛駅から徒歩3分となる。

2階建てで、メインリンクとサブリンクの2面を完備。レストラン、トレーニングジム、スタジオの他、自身の記念品を展示するギャラリー、ショップなども併設する。「選手の時にこういうリンクがあったらいいなと常に思っていた」という夢を現実にする。

外観には金、銀、銅の色を取り入れる。「世界的なスケーターを育てたい」と期す。スクール、アカデミーを設け、自身も指導にも携わる。「これからもエンターテインメントの魅力を伝えたい」とし、1000席の客席も完備。スケーターとしても滑り続ける。

「40、50、60歳になっても何かしらの形ではここにいると思います。長く皆さんの笑顔があふれる場所になれば。世界一のスケートリンクを目指して頑張っていきたい」。人生をかけたリンク作りを始める。【阿部健吾】