横浜ビー・コルセアーズがエース不在の中、チーム一丸で白星をつかんだ。中地区2位の横浜は、同3位のSR渋谷とホーム平塚で対戦し、82-72で負けられない上位対決を制した。
この日の試合前、日本代表ポイントガード河村勇輝(21)が右大腿(だいたい)二頭筋を負傷し、全治4週間と発表された。これまで全46試合で先発出場し、日本人トップの1試合平均19・7得点、全体トップの同アシスト数8・4本をマークしていたチームの中心プレーヤー。地区首位の川崎とは1ゲーム差で落とせない試合が続く中、大きな痛手となった。
序盤には、チームに焦りが見え隠れした。第1クオーター(Q)の立ち上がりにミスを連発し、ターンオーバーを何度も許した。一時は8点差をつけられるなど、会場には重たい空気が漂った。
だが、そんな状況を打破したのは、チームディフェンスだった。第2Qにはプレッシャーをかけ、SR渋谷に2度の24秒バイオレーションを誘発。守備からリズムをつかみ、37-37の同点で折り返した。
流れをそのままに、第3Qはキャプテン森井のパスワークを軸に、攻撃陣が奮起。23得点を挙げて一気に引き離す。第4QはSR渋谷の猛反撃にあい、1点差まで迫られたものの、残り1分を切ったところでオリバーが3点シュートを沈めて勝利を決定付けた。
青木勇人ヘッドコーチは「チームとして戦っているということを証明する機会。素晴らしい戦いぶりだった」と選手をねぎらった。川崎も勝利したため、この日の首位浮上は持ち越しとなったが、次節はその川崎とアウェーでの一騎打ちが控える。神奈川対決の天王山へ向け、ファイブは一枚岩となる。【勝部晃多】


