世界ランキング8位の日本が、オリンピック(五輪)6大会連続出場へ無傷の開幕4連勝とした。来夏のパリ五輪予選を兼ねるワールドカップ(W杯)第4戦で、同18位のブルガリアを下して4戦連続のストレート勝ち。1992年バルセロナ五輪以来となる「開幕1年前の出場権獲得」へ勢いを増して、残り3戦へ向かう。
途中出場のアウトサイドヒッター(OH)和田由紀子(21=JT)が最終第3セットをサーブで締めた。「3日間を通して納得いかないサーブがあったんですけど、やっとしっかり打てて、安心しました」と安堵(あんど)の表情で振り返った。
まずは23-11の場面で、相手を強襲するサーブでマッチポイント。最後は時速92キロの豪快な一本で相手のレシーブを崩して勝利を決め、コート中央で歓喜の輪が広がった。
今年初代表のチーム最年少の21歳は「苦しい場面でもリードしている場面でも(サーブが)回ってくる。どんな場面でも役割を果たせるようにしたい」と意気込んだ。
今大会は東京大会など3つのプールに分かれ、各8チームが総当たりで対戦。上位2チームが五輪切符をつかむ。9日間で7試合の短期決戦も、残り3戦。日本は22日に世界ランク13位のベルギー、23日に同1位のトルコ、24日に同4位のブラジルとの終盤戦に臨む。