駿台学園(東京)が2年連続3度目の優勝を果たした。決勝で福井県勢初の頂点を目指した福井工大福井と対戦し、3-0で勝利。昨夏のインターハイ(全国高校総体)との2冠を達成した。

超高校級バレーで最強を証明した。第1セット(S)は、序盤からハイレベルなサイドアウトの応酬を繰り広げた。15-13の場面で3連続失点を喫し、一時は逆転されたものの、最後まで集中力を切らさず。21-21の同点に戻すと、荒井貴穂(ひで、3年)が3連続アタックを決めてセットカウントを握った。最後も、荒井。コート中央に落とす技ありの軟打で、25-22でセットカウントを先取した。

第2Sは、立ち上がりから高沢大馳(だいち、2年)にサービスエースが飛び出すなど、3連続得点で先制。勢いに乗ると、中盤には高沢の2本のブロックなど6連続得点で一気に突き放し、そのまま得点を重ね、25-12で連取した。

第3Sも勢いそのままに序盤から抜け出すと、亀岡聖成(せな、3年)主将が要所で鋭いスパイクを連発。19-17と終盤に2点差まで追い上げられたが、振り切った。マッチポイントで三宅雄大(3年)がスパイクを決め、25-21で優勝をつかんだ。

勝利の瞬間、メンバーはコートになだれ込み、大の字になった。胴上げで3度宙に舞った亀岡は「今までくるしかった思いが報われた。自分が今までやってきた中で最高のチーム。最高のチームと最高の結果ができてうれしい」と白い歯を見せた。

全国トップクラスの守備力を軸としたつなぎのバレーを武器に、インターハイを制した。しかし、同校メンバー主体の東京選抜として出場した昨秋の国体では、山口県代表の高川学園に準々決勝で敗戦。今年の春高バレーは、梅川大介監督が「高川学園との試合をモチベーションとしてこの数カ月をやってきた」と話すように、連覇ではなく「打倒・高川学園」に狙いを定めてチームを作り直してきた。

昨年末の全日本選手権では1回戦で高知工科大を撃破。続く2回戦は昨季Vリーグ王者の名古屋にストレート負けを喫したが、第2セットには20得点を奪うなど健闘した。そして今大会3回戦で宿敵、高川学園を2-1の逆転で退けて加速すると、一気に頂点まで駆け上がった。この冬、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)でさらなる力を蓄えてきた王者が、2連覇&2冠をつかみとった。【勝部晃多】

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