パリ五輪世界最終予選(2月8日開幕、ハンガリー)に臨むバスケットボール女子日本代表候補の合宿が11日、都内で公開され、初招集の18歳、絈野(かせの)夏海(岐阜女3年)が軽快な動きを見せた。

代表候補選出に「信じられない気持ち。うれしい気持ちもありました」と身長172センチの体を躍動させた。昨年4月に現役復帰した16年リオデジャネイロ五輪主将の36歳吉田亜沙美とマッチアップ。年齢差2倍の大先輩とハイタッチを交わす場面もあった。3対3の練習で3点シュートを決め、馬瓜エブリンから拍手も送られた。

昨年末のウインターカップ(全国高校選手権)では大会27本の3点シュートを決めて歴代最多記録を樹立し、準優勝に貢献。大会直後に五輪出場を将来の目標に掲げていた。「こんなに早くチャンスが来るなんて、正直思っていなかった。これから自分が日本を背負っていけるように、1つの経験として、まずはしっかりやっていきたい」。

恩塚監督のチームコンセプト「走りきるシューター軍団」に白羽の矢が立った1人が絈野だ。後方に下がりながら放つシュートなど、技術力の高さに「特別性を感じた」と期待を受ける。代表候補20人は最終的に12人に絞られる。五輪切符が懸かる2月の大一番へ、18歳のホープがアピールを重ねていく。【奥岡幹浩】

◆絈野夏海(かせの・なつみ)2005年(平17)5月20日生まれ、長野県出身。波田中から岐阜女に進学。3年時には主将を務め、チームを全国高校選手権準優勝に導く。今春からは東京医療保健大に進学予定。身長172センチ。

◆女子バスケ日本代表の今後 21年東京五輪銀メダルの女子日本代表(世界ランキング9位)は、14日に高崎アリーナで紅白戦と壮行会を実施。2月の世界最終予選では、スペイン(同4位)、カナダ(同5位)、ハンガリー(同19位)と対戦し、3位以内に入れば16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪に続く3大会連続の五輪出場が決まる。