ラグビー「リーグワン」1部のプレーオフ決勝は26日、東京・国立競技場で行われる。

前身のトップリーグを含めて14季ぶり優勝を目指す東芝ブレイブルーパス東京(BL東京、リーグ2位)は、先発NO8リーチ・マイケル主将(35)が自身初の日本一へ気合十分。後輩たちも「リーチさんにタイトルを」と結束している。

2季ぶり優勝が懸かる埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉、同1位)もメンバー発表。今季限りで現役引退するフッカー堀江翔太(38)が、控えから“ラスボス”として出番を待つ。

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リーチを久々の緊張感が包んだ。東京・府中市内の練習場。今季17戦全勝の埼玉攻略の鍵、ボール争奪戦の攻防を念入りに確認した。ヘッドキャップを脱ぎ「ワクワク半分、緊張半分。代表と違う緊張」と汗を拭った。高ぶるのは当然だ。

「トップのところで勝った経験がない。ここで積み重ねてきた努力と能力を、しっかりと最高の舞台で出したい。トロフィーを持って帰りたいと思います」

昨秋のW杯フランス大会から帰国後、10季ぶりとなる主将を引き受けた。第一に背中でけん引し、従来通り後輩の面倒も見る。時には自宅に15人を招き、大量の焼き鳥を頬張った。19日の準決勝後、20年入団の真野泰地(26)と佐々木剛(27)は食事に出かけたといい「リーチさんの喜ぶ姿が見たい」「あの人を日本一にしたい」と誓い合った。

決勝はすでにチケット発券が5万枚を超え、さらに増える可能性がある。リーチがW杯4大会をともに戦った、相手フッカーの堀江は国内最終戦。それでも「“ラスボス”で後半に出てくる。堀江さんはリスペクトしているけれど、しっかりトロフィーを持って帰りたい」と思いはぶれない。

15歳だった04年にニュージーランドから来日。札幌山の手高、東海大でも日本一に縁がなかった。「しっかり守り、ボールを持った時に東芝らしさを出したい」。15人が前に出続け、全員で喜びたい。【松本航】

○…埼玉は今季限りで現役引退する堀江を、2季ぶりの優勝で送り出す。フッカーは23年W杯日本代表の坂手淳史が先発し、38歳のベテランは“ラスボス”として勝負どころで登場する見込みだ。NO8で先発するW杯代表の福井翔大は、今週に入り「勝つことが恩返し。優勝して送り出したい」と誓ってきた。保健体育教師を目指し、今季限りで引退する元日本代表SH内田啓介も、控えから現役最終戦に備える。

◆埼玉

〈1〉ダニエル・ペレズ

〈2〉坂手淳史(主将)

〈3〉藤井大喜

〈4〉ジャック・コーネルセン

〈5〉ルード・デヤハー

〈6〉ベン・ガンター

〈7〉ラクラン・ボーシェー

〈8〉福井翔大

〈9〉小山大輝

〈10〉松田力也

〈11〉マリカ・コロインベテ

〈12〉ダミアン・デアレンデ

〈13〉ディラン・ライリー

〈14〉竹山晃暉

〈15〉山沢拓也

〈16〉堀江翔太

〈17〉クレイグ・ミラー

〈18〉バル・アサエリ愛

〈19〉エセイ・ハアンガナ

〈20〉マーク・アボット

〈21〉内田啓介

〈22〉長田智希

〈23〉山沢京平

◆BL東京

〈1〉木村星南

〈2〉原田衛

〈3〉小鍜治悠太

〈4〉ワーナー・ディアンズ

〈5〉ジェイコブ・ピアス

〈6〉シャノン・フリゼル

〈7〉佐々木剛

〈8〉リーチ・マイケル(主将)

〈9〉杉山優平

〈10〉リッチー・モウンガ

〈11〉桑山淳生

〈12〉ニコラス・マクカラン

〈13〉マイケル・コリンズ

〈14〉ジョネ・ナイカブラ

〈15〉松永拓朗

〈16〉橋本大吾

〈17〉三上正貴

〈18〉真壁照男

〈19〉アニセ・サムエラ

〈20〉徳永祥尭

〈21〉高橋昴平

〈22〉真野泰地

〈23〉森勇登