レギュラーシーズン3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)が、昨季と同じ顔合わせとなった3位決定戦を逆転で制し、3位となった。フッカーの堀越康介(28)は「サントリーには『ネバーギブアップ』の精神がある。それを出せたと思う」と胸を張った。
前半は同4位の横浜キヤノンイーグルス(横浜)にリードを許し、一時は19点差をつけられた。14-26で迎えた後半も、同2分に相手のWTB松井千士(29)に3トライ目を献上。14-33と点差を再び19点に広げられた。
苦しい展開が続いたが、東京SGはここから反撃。同5分にプロップ小林賢太(24)がトライを奪うと、5点を追う同35分には途中出場のNO8タマティ・イオアネ(27)が2トライ目を決め、同点に追いついた。
一進一退の攻防が続く中、試合終了間際の同40分には途中出場のWTB江見翔太(32)が自陣右サイドを突破。約70メートルを走り切り、勝ち越しトライを奪った。決勝点を挙げた江見は「追いつかれずにトライできて良かった」と安堵(あんど)の表情。この試合へは「プライドを取り戻そう」と強い気持ちで臨んだといい、「メンバー全員で準備してきたことが結果につながった」と誇った。
田中澄憲監督も「自分たちのプライドやクラブのスピリッツを見せようと準備してきた。必死こいてやるという思いが、江見のトライにつながった」と評価。1年前の3位決定戦では20-26で敗れたが、その雪辱も果たし「去年とは全然違う。チームとして成長したと思う」とうなずいた。【藤塚大輔】


