<冬季国体競技会>◇28日◇東京・国立代々木競技場など

 フィギュアの成年女子の部で、今井遥(19=大東大)が優勝した。ショートプログラム1位からこの日のフリーでも116・16点で1位とし、合計175・83点で、世界選手権代表で合計158・17点の鈴木明子(27)を振り切った。

 優勝の喜びに浸るかと思いきや、わいてきたのは悔しさ。先月の全日本選手権では14位と沈んでおり、「いまの調子で…、全日本に…、戻りたかった。この演技を…、全日本でしたかった…」とあふれる涙を手で拭きながら、言葉をつないだ。「来年の全日本でこういう悔しさはしないように、1年間頑張っていきたい」と決意した。