ラグビートップリーグ第3節 ヤマハ発動機が34-16でホンダを破り、ホーム初戦で開幕3連勝を飾った。CTBヴィリアミ・タヒトゥア(26)が、後半から途中出場して2トライ。チームは、勝ち点を14に伸ばした。

ホンダにPG2本を決められ、19-16に詰められた後半17分、タヒトゥアがピッチに立った。圧倒的なパワーで相手守備網を破壊してリズムをつかむと、同25分、ゴール前やや左のスクラムを獲得。NO8堀江恭佑(28)が左にサイドアタックを仕掛け、タヒトゥアにパス。タックルを受けながらもインゴールに飛び込んだ。同39分にもトライを挙げたタヒトゥアは「今日は、いつもとは違う感情があった。うれしいです」と笑顔を見せた。

今月11日、タヒトゥアにとって第1子の長女マリアちゃんが誕生した。体重4500グラム。出産にも立ち会ったタヒトゥアは「娘は私に似ているよ。今まで以上に責任感を感じてプレーすることになったね」とうれしそうに話した。次戦は強敵パナソニック戦。リーグ戦のヤマ場でもトライを狙う。【大野祥一】