03年以来2度目の優勝を目指す世界ランク2位イングランドが、07年以来3大会ぶりの決勝進出を決めた。3連覇を目指した同1位の王者相手に、前半は10-0と圧倒。過去7勝33敗1分けのニュージーランドから貴重な勝利を手にした。

日本代表前ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ監督に率いられ、序盤から主導権を握った。前半2分にCTBツイランギがラック際を突いて先制トライ。後半は一時6点差に迫られたが、敵陣でニュージーランド(NZ)の反則を誘発。SOフォードがPGを要所で決め、12年以来7年ぶりとなるNZ戦白星をつかんだ。指揮官は「今日は素晴らしいゲームができた。ボールを取り続けて、前に進めた。ニュージーランドというチームとW杯で、このように戦えたことをうれしく思う」と笑顔を見せた。

決勝は11月2日、日産スタジアムで行われる。10月27日に行われる準決勝、南アフリカ-ウェールズの勝者と頂点を争う。

▽イングランドCTBオーウェン・ファレル主将の話 大きな試合ではフィジカルが重要となる。いいプレーができた。(決勝進出?)ここにたどり着けて素晴らしい気分だ。