<世界バレー2010女子:キューバ3-1チェコ>◇2次リーグF組◇9日◇日本ガイシホール

 キューバが高い跳躍力を生かしたスパイクやジャンプサーブで、チェコを打ち破った。

 どのセットも前半はミスが多く、リードされる展開。しかし終盤、抜群の集中力と攻撃力を爆発させ、逆転した。「チェコと我々は勝敗が同じということで、今日は大事な試合だった。最初、選手たちはナーバスだったが、20点以降から良いパフォーマンスをしてくれた」とキューバのガラ監督。

 エースのカルデロンは昨年末に出産したばかりで、まだトレーニングが十分でないため、今大会はメンバー入りしていない。それでもキューバには、取って代わる若いエース候補がゴロゴロいる。この日はV・プレミアリーグの久光製薬でプレーした経験もある24歳のカルカセスや21歳のパラシオスが活躍。さらに19歳のサラスを始め、10代の選手も数人メンバー入りしている。若さゆえの粗さは否めないが、層の厚さは際立っている。