<世界バレー2010女子:ドイツ3−1オランダ>◇2次リーグF組◇10日◇日本ガイシホール

 ドイツが、同じヨーロッパ勢で手の内をよく知るオランダを破り、ベスト8入りを決め、5~8位順位決定戦に駒を進めた。第1、2セットは、相手のサーブレシーブの乱れに助けられ大差で連取したが、本来の力を発揮しはじめたオランダに苦戦。第3セットを奪われ、第4セットもリードを許す。しかし、オランダのエース・フリールのバックアタックを連続ブロックするなど、粘り強く点差をつめてジュースに持ち込み、27−25で決着をつけた。

 強豪揃いのF組で4位以上が確定し、勝利の瞬間は監督も選手も大喜び。中には涙を浮かべる選手もいた。「今日は非常に大事な試合だった。選手たちはとても集中していて、絶対勝つという気持ちを持ち続けていた。一人一人がいいプレーをしてくれた」とグイデッティ監督。主将のフェルストも、「第4セットはリードされて苦しかったが、巻き返すことができた」と語った。