同大の平川貴大投手(3年=上宮太子)小林誠司捕手(3年=広陵)のプロ注目バッテリーが8日、京都・京田辺市内で始動した。3球団が視察し、捕手補強を今秋ドラフトの課題にする中日は小林に熱視線。「ポスト谷繁」として上位候補に挙げており、大学屈指の捕手を見守った。

 米村スカウトは「浅尾、伊藤と最近のうちはイケメン路線。小林君は最適です」とジョークまじりながら、表情は真剣そのもの。小林は遠投115メートルで故障知らずの強肩を誇り、広陵1年冬に投手から捕手に転向。エース野村祐輔(明大)の信頼を得て、甲子園で3年春8強、夏は準優勝した。「野村や土生(早大)ら広陵の仲間が目標を高く持ってやっているのは刺激になる」と、リーグ3連覇へのけん引力も発揮するつもり。最速147キロ右腕の平川も「投げる試合は全部勝つつもりです」と意気込みを語った。【堀まどか】