「祐ちゃん世代」で「佑ちゃん世代」を超える!

 今秋ドラフト「ビッグ3」の1人、明大・野村祐輔投手(3年=広陵)が9日、東京・府中市の同大で11年初練習に参加。早大・斎藤佑樹投手に代表される大学4年生の豊作世代を「今年は超えられるよう、大学球界を盛り上げていきたい」と意気込んだ。

 野村は現在通算19勝、233奪三振。斎藤に次ぐリーグ史上7人目の「30勝300奪三振」が射程圏内だ。「それを達成、かつ優勝が最高の形」と、3季ぶりとなるリーグVのためにも体力強化に励んでいる。ランニングメニューやキャッチボールでは、副主将として投手陣の先頭に立った。この日は阪神、広島、ヤクルト、日本ハム、楽天、ロッテ、ソフトバンクと7球団8人のスカウトが訪問。東海大・菅野、東洋大・藤岡と合わせると「ビッグ3」の始動に集まったプロ関係者は33人にのぼる。

 年末には、箱根で斎藤ら昨夏の世界大学選手権の代表メンバーと1泊の忘年会を行った。「野村世代?

 うーん、それは…春次第ですね。そう言ってもらえるような活躍をしたいです」。次なる黄金世代を、率先して引っ張っていく。【鎌田良美】