広島石井琢朗守備走塁コーチ(45)が来季から打撃コーチに就任することが24日、分かった。チームは今季、25試合連続1桁安打を記録するなど打撃が低迷。得点機で凡退を繰り返す決定打不足に泣いた。シーズン終了と同時に新井打撃コーチが辞任。後任として歴代11位の通算2432安打を放った石井コーチに白羽の矢が立った。

 秋季練習では早速「お絵かきボール」を持ち込んで目のトレーニングを行った。ひらがなや数字などを書いたボールを正面からトスし、構えた打者が文字を読み取った。石井コーチは「意識付けというところで、目の重要性を再度認識をしてもらいたい。多方面からアプローチできるようになってほしい」と説明した。緒方監督ともすでに方針を確認し「やってきたことを大きく変えることはないが、三振の数を減らしていきたい」と抱負を述べた。