日本ハムが、西武の戦力構想から外れた米野智人外野手(33)の獲得を検討していることが30日、分かった。12年から外野手へ転向したが、それまでの本業だった捕手としての適性を評価。今季16年目と経験値も豊富で、若手主体の布陣に厚みを加えることができる存在としてリストアップした。本拠地を置く札幌出身の「道産子選手」がまた1人、加わる可能性が出てきた。

 米野は強豪の北照出身で99年にドラフト3位でヤクルト入団。183センチ、83キロの強肩の大型捕手として期待されたが、正捕手に定着できず。06年の116試合出場が自身最多で、10年途中で西武へ交換トレードで移籍。新天地では12年から外野手登録されたが、強力な野手陣に割って入れず今季はわずか2試合出場にとどまっていた。日本ハムは、捕手で獲得する方向で調整している。