阪神藤川球児投手(35)が今日14日に出場選手登録を抹消されることが13日、分かった。この日のDeNA戦(甲子園)が雨天中止となり、同戦に先発予定だった岩田稔投手(32)が中10日で17日中日戦(ナゴヤドーム)に向かうことが決定。先発ローテ再編によって、当初17日中日戦の先発が見込まれていた藤川に再調整の期間が生まれた形だ。長いシーズンを見据え、まずは状態良化を図る。

 藤川が再調整に入る。今日14日に1度、出場選手登録を抹消されることが判明。少なくとも10日間以上の期間を使い、状態良化を図ることになった。この日は甲子園室内練習場などで全体練習に参加。キャッチボールやダッシュメニューなどで汗を流した。その後、DeNA戦の雨天中止が決定。先発ローテが再編されることになり、充電期間を与えられることが決まった。

 ゲーム中止が発表されたのは16時15分。この時間帯から1時間以上たっても、DeNA戦に先発予定だった岩田がブルペンに向かう姿は見られなかった。岩田は登板間隔が空きすぎない狙いも込めて、中10日で17日中日戦に向かう見込み。これにより、当初同戦先発が見込まれていた藤川に、再調整の期間を設けることが可能となった。

 阪神復帰1年目の藤川は3日DeNA戦で6回2安打無失点と好投し、今季初勝利をマーク。ただ、14年ぶりに甲子園で先発した前回10日広島戦は4回1/3で自己ワーストの7失点を喫し、今季初黒星がついていた。直球の球速は140キロ台前半で中盤以降は浮き球が目立ち、試合後は「申し訳ないとしか言いようがない。粘り強くとは思ったんですけど…」と悔しさをにじませていた。

 ここまで3試合に先発して防御率6・46。先発再転向1年目とはいえ、本来のポテンシャルを発揮できているとは言い難い状況に陥っていた。金本阪神1年目のV奪回へ、絶対に欠かせない戦力だからこそ、首脳陣は長いシーズンを見据えた上で出場選手登録抹消を決断した形だ。フォーム修正、配球の変更…。貴重な再調整期間を生かし、1日も早い完全復調が待たれる。

 仮に最短10日間の抹消期間で復帰すれば、24日広島戦(マツダスタジアム)から再登録が可能。その場合はメッセンジャー、能見、岩貞、岩田の4人を1週間だけ中5日先発させれば、現状のメンバー6人でローテを組み続けることもできる。もちろん、再来週まで藤川の再登録を待ち、来週2軍から先発要員を1軍昇格させる可能性も残る。いずれにせよ、藤川が万全の状態で戻ってくることを、猛虎の誰もが願っている。