能見の序盤KOが影響してか、打線も4安打と元気なく2度目の0敗を食らった。左太もも裏付近を痛めた主軸の福留が欠場。今季初めて4番にゴメスを据える新打線を組んだが、ジョーダンの前に沈黙した。
だが、金本監督は凡打の山を細かく振り返ろうとはしなかった。「完封負けは年に何回か絶対にある。イチイチ言うつもりはない。こういう試合はあるし、特にどうこうないですよ」。ただし、完敗を潔く受け止めるだけではない。「次の日どうするか。ジョーダンとの次の対戦でどうするか。何を見せてくれるか。それが大事になる」。ナインに求めたのは、同じ失敗を繰り返さないことだった。
この日は、各打者が左腕の動く真っすぐに差し込まれる場面が目立った。次回対戦した時、反省を生かしてどう対処するか。そして今日2戦目先発の山井に対しては、悪い流れをどう断ち切って臨むか。一方的展開となった中盤からは梅野や陽川、北條らの若手に切り替えたように、監督の視線は「次」に向いていた。
「同じような流れだと何をやっとるんだとなる」。内容は18試合目でワースト。恐らく福留は今日もいない。変わり身を期待し、手綱を締めた。【松井清員】




