<オリックス0-4日本ハム>◇28日◇京セラドーム大阪

 今季限りで現役引退を表明した、オリックス塩崎真内野手(37)がダル打ちで現役最終打席を飾った。1日限定の1軍昇格となり、8回に代打で登場。2年ぶりに救援したダルビッシュの3球目を右前にはじき返し、スタンドの大喝采を浴びた。9回の守備では三ゴロを軽快にさばいた。「若干、予想はしていたけど、まさかと思った。逆にダルビッシュなら、どんな結果でもOKだなと(笑い)。一番、僕らしいヒットを打てた。大きいのを打つバッターと違ったので、理想に近いバッティングでした」と言った。

 試合後はナインの手で胴上げされ、820安打目のボールに岡田彰布監督(52)のサインをもらった。「プロに入って1本目(の安打)のボールに、仰木監督に(サインを)書いてもらったので」と笑顔があふれた。記憶に残る試合には、デビュー戦となった入団1年目、97年4月9日の西武戦(西武ドーム、9回代走)を挙げた。

 [2010年9月28日22時36分]ソーシャルブックマーク