横浜の選手会長新沼慎二捕手(31)が、全員野球での巻き返しを誓った。11日、横浜スタジアムでチーム練習。開幕に向け、「今年は、みんなであきらめない気持ちを持って、同じ方向を向いてやってきた。個々ではなく、全員で戦う。そういう1年にしたい」と力を込めた。震災で実家のある宮城・石巻市が被災。家族と連絡がとれない不安な日々を過ごした。幸い無事を確認し、胸をなで下ろしたが、その後は選手会長として開幕日問題に奔走。グラウンド以外でも力を費やしてきたが、「今は、気持ちは野球に集中しています」と、プレーに専念することに切り替えている。「新しいものを見せるチーム作りをしてきた。それをぶつけるだけです」と、最下位からの巻き返しに決意を示した。