昨年11月に右股関節の内視鏡手術を行った巨人久保裕也投手(31)が5日、術後初めてとなる打者相手の投球を行った。川崎市のジャイアンツ室内練習場で約10分間、球種を指定して投げた。患部をかばう様子はなく、八分の力で丁寧にコーナーへ集めた。

 久保本人、現場とも、3月30日のシーズン開幕に間に合わせたい意向を持っている。見守った斎藤雅樹投手コーチ(47)は「順調ですよ。でも、投げるだけじゃない。試合となると、ベースカバーに入ったりとか、さまざまな動きが入ってくるから」と話した。慎重を重ねステップアップしてきただけに、最後のツメは確実に行うつもりだ。