<日本ハム3-3ヤクルト>◇23日◇札幌ドーム

 日本ハムのドラフト1位大谷翔平投手(18=花巻東)が、投手としてプロ初先発し、5回86球を投げ、6安打2失点で勝敗はつかなかった。3回には最速157キロをマークするなど、150キロ台の直球を連発したが、2回にヤクルト中村から適時三塁打を浴び2失点を喫した。

 リードされた場面での降板だったが、チームは8回、中田の12号2ランで同点に追いつき、大谷の負けは消えた。そのまま試合は延長12回、3-3で引き分けた。チーム123456789101112計ヤクルト0 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 3 日本ハム0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 3 【1回表

 すべて直球!最速156キロ】1番ミレッジ

 初球は152キロの直球が外角低めに外れた。1-1からの3球目、150キロの直球を打ち、投前への内野安打。2番上田

 初球にミレッジが二盗。2球目はバントファウル。3球目にバントを決め1死三塁。大谷はここまで6球すべて直球。3番岩村

 初球154キロ、2球目は156キロの直球で空振りを奪う。3球目の153キロは外角わずかに外れる。4球目の154キロで二ゴロに打ち取る。送球の間に三走ミレッジが本塁突入を試みたが、タッチアウトとなった。この回は打者3人にオールストレート(10球)の真っ向勝負だった。【2回表

 初奪三振&初失点】4番バレンティン

 初球は152キロの直球。2球目にこの日初めて変化球、128キロのスライダーで0-2に。3球目の134キロのスライダーで空振りを奪いプロ初奪三振。5番畠山

 初球の155キロ直球を打ち中飛。6番宮本

 1-1の3球目を大谷の頭を越える、遊撃への内野安打。7番森岡

 直球4球がすべて外れ四球。2死一、二塁に。8番中村

 初球のスライダー、2球目の直球が外れ、3球目148キロ内角直球でようやくストライク。4球目152キロ真ん中高めの直球を、左中間に運ばれ適時三塁打に。2者が生還し、プロ初失点を喫した。9番川島

 初球は直球、2球目はスライダーでストライク。3球目直球はボール、4球目スライダーはファウル。5球目の156キロ真ん中低めの直球を詰まらせて中飛に抑えた。