18日に先発予定の安藤は、体を張ってヤクルトたたきの先陣を切る。新装神宮は3月15日のオープン戦で体験済み。その時は被安打8本中、内野安打が4本あり、5回で3失点した。「(打球が死ぬ)あの長い芝はイヤですよ。転がり方も他の人工芝と違う。自分が取れる打球は飛びついてでも取りにいかないと」。投球後は素早く守備体制を取り、取れそうな打球には横っ飛びも辞さずの心意気だ。

 「ヤクルトは足を使ってくるチームだし、ガイエル、リグスには長打がある。1番イヤな打線だし簡単にはいかないと思う」。気合を入れ直した安藤はこの日、甲子園でランニングなどを行い最終調整。前回11日の横浜戦で打球を受けた右足は「もう大丈夫です」ときっぱり。特に16日に3年ぶり完投勝ちした下柳には刺激を受けたようで「(今年)40歳でもあれだけ頑張ってる。負けられないですよ」と必勝を誓っていた。