<日本ハム2-1阪神>◇5月31日◇札幌ドーム

 日本ハムがスウィーニー-宮西-武田久の盤石リレーで阪神に競り勝った。

 守護神マイケル不在を感じさせない。1点リードの9回2死二塁。駒大の2年先輩新井に5球すべて外角低めに投じた。「幸せ。こういう勝負をしたい。しびれましたね、最後は…。自分では(ガッツポーズを)見たくない。もうやんないです」と振り返るほど興奮していた。

 波乱の5月を、完ぺきフィニッシュへ導いた。昨季から続く阪神戦、今季の交流戦の本拠地と、ともに5連勝。2カ月連続の月間勝ち越しの15勝9敗で乗り切った屋台骨になった。5月15日にマイケルが故障離脱してから7試合で6セーブ。調整登板の1試合をのぞけば、実質“6連続セーブ”で、白星量産モードを支えた。

 離脱も含め、主力が大小の故障を訴える中で、泣き言を言わず、接戦の終盤を守り抜いてきた。4月には敵地西武戦で、同期入団6年目の尾崎のプロ初安打を祝い、疲れた体にムチ打ち、たった2人の祝宴を開いた。陰でもチームのためにフル稼働するタフネス右腕の活躍で、貯金は今季最多8にまで膨らんだ。「まさか、こんな舞台でやれるとは思わなかった。すごい気合入っていたんで気持ち良かった」。セ・リーグ首位を走る今季の猛虎の象徴、星野ジャパンの主砲を鮮やかに切り、鉄板リレーを締めくくった。【高山通史】