<中日3-7日本ハム>◇6日◇ナゴヤドーム

 中日ウッズが乗ってきた。15号、16号を連発し、リーグトップの巨人ラミレスに1本差に迫った。1発目は初回2死走者なしから日本ハム先発多田野の138キロ直球を左中間スタンドへズドン。2発目は4回1死走者なしで変化球をバックスクリーン右にたたき込んだ。「1本目は完ぺき。2本目は2ストライクだったけど、強く打つことを心がけた」と自画自賛した。

 交流戦に入り、一発攻勢をかけている。13戦で実に7本目。3、4月に3本しか打てなかったことがうそのような打ちっぷりだ。開幕時は920グラムのバットを使っていたが、この日振り回したのは950グラム。破壊力のある重いバットを操れているのが好調のあかしだ。5月29日からは来日6年目で初の3番に入っているが「打順は関係ない」と意に返さない。敗戦の中、ウッズの目はさらなるアーチ量産に向けギラついていた。