今年FA権を取得したロッテ小野晋吾投手(33)が10日、来季も残留することが分かった。この日、自身の公式ホームページで「今日、マリーンズと来季の契約を結びました」と発表した。前日9日も千葉マリン内で交渉を行ったが結論には至らず「家族と話し合って最終的に決めたい」と話していた。

 条件面では今季年俸1億円(推定)からのダウン提示で折り合っていた。しかし登板機会などで必要としている他球団があれば、話を聞く可能性に言及するなど、流動的だった。だが練習休日だったこの日に進展がみられた。「正直、FAを行使するのかギリギリまで本当に悩みました。ロッテを離れる自分が想像できなかった。これでやっとスッキリした」と記している。唐川、大嶺ら若手の台頭もあるが、16年目となる来季は先発ローテーションを自力で奪いにいく。