阪神が新甲子園での巨人戦開幕試合となる5月2日の試合をデーゲームで開催することが26日、分かった。甲子園でデーゲームの巨人戦が行われるのは、91年10月5日(26回戦)以来、約18年ぶりとなる。

 そもそも、デーゲームの阪神巨人戦自体が非常に珍しい。昨季は東京ドームで2試合(4月6日、5月6日)開催されたが、4月6日の1戦は91年5月3日(6回戦)以来、17年ぶりに東京ドームで行われたデーゲーム巨人戦だった。

 今回のデーゲームはゴールデンウイーク初日(土曜日)に行われ、新甲子園で宿敵と戦う初戦となる。最高潮の盛り上がりが期待できる1戦を、帰宅時間を気にせずに観戦できる。家族連れの虎ファンにとって、これ以上ない朗報だ。球団関係者は「もともと土日は子供の観客も来てほしいこともあって、デーゲームにしたいという考えがありました」と説明。多くのちびっ子たちが伝統の一戦を生観戦できそうだ。

 全盛期と比べると、ここ数年は巨人戦の視聴率低迷が目立つ。人気球団とはいえ新たなファン層にもアピールしたい両球団の思惑が一致し、デーゲーム開催が決まった形だ。

 [2009年1月27日10時27分

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