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先発チェン突如炎上、落合竜「借金生活」

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小笠原の痛烈な中前打にチェンは帽子を吹き飛ばされる(撮影・清水貴仁)
小笠原の痛烈な中前打にチェンは帽子を吹き飛ばされる(撮影・清水貴仁)

<中日2-3巨人>◇18日◇ナゴヤドーム

 オレ竜がついに借金生活に突入した。Gキラーの先発チェン・ウェイン投手(23)が終盤に3点を失い、逆転負け。中盤までは完封ペースだったが、魔の7回に巨人打線に捕まり、8回には寺内にプロ初弾を浴びて今季初黒星を喫した。チームも今季初の3連敗。開幕戦をのぞき、シーズン13試合目での「借金」は、04年の落合政権誕生以来、史上最短。就任以来、5年連続でAクラスのオレ竜が、まだ4月とはいえBクラスに転落した。

 魔の7回だった。それまでの快投をフイにしてしまった。6回まで直球主体で被安打2、66球と完封ペースだった先発チェンが、7回に突如、巨人打線に捕まった。小笠原、谷にヒットを許し、1死二、三塁のピンチで、カウント2-2からアルフォンゾに甘く入った内角球をセンター前に運ばれた。3球続けてのチェンジアップ。その前の2球はファウルされたが、実績のある元メジャーリーガーに、3球同じ球種は通用しなかった。

 チェン 真っすぐは結構良かったし、直球でもよかったと思う。速い球が3球連続だったら、ああいうことはなかった。迷いがあったのかもしれない。

 試合の分かれ目となった1球。チェンは「キャッチャーから『真っすぐだけでなく、変化をつけたほうがいい』と言われ、信頼して…」と振り返ったが、森バッテリーチーフコーチは「あそこでチェンジアップを3球続けるくらいなら、インの真っすぐで三振をとりにいって欲しかった」と振り返った。この日は直球が走っていただけに、周囲にはバッテリーの攻めが弱気に映った。

 チェンは昨季、巨人戦で3勝をあげ、防御率も1・87とGキラーぶりを発揮していた。だが、今年は対戦初戦で出ばなをくじかれた。続く8回には1死から寺内にフルカウントから高めの直球をレフトスタンドに運ばれ3点目を献上してしまった。

 これで正捕手谷繁の離脱後、チームは2勝7敗と大きく負け越し。落合監督は「きょうのチェンは良かったよ。今年で一番良かったんじゃないか」とかばい「明日のスタメンを見れば分かるんじゃない?」と、敗戦の理由が、前日に続いて捕手小田のリードにあったことをにおわせた。

 この日の負けでチームはついに借金生活に突入。26試合目(5月5日)で借金を背負った04年を抜き、落合政権では最短となった。もう同じ過ちは繰り返せない。対巨人3連敗を阻止するため、スタメンマスクを入れ替えて、全力で白星をもぎ取りにいく。【福岡吉央】

 [2009年4月19日12時27分 紙面から]


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