右太もも裏肉離れでリハビリ中の横浜村田修一内野手(28)が、21日の広島4回戦(横浜)にも1軍登録、即「4番三塁」で先発する可能性が出てきた。20日、横浜スタジアムでの投手陣指名練習を視察した大矢明彦監督(61)は、トレーナーとの話し合いと天気を照らし合わせて決定することを示唆した。

 打線の軸が帰ってくる。大矢監督は「大きな柱が帰ってくるので、打線は落ち着いてくる。あした(21日)トレーナーと話をして大丈夫なら登録する。うまく1回まわったところでフルメンバーでできる」と説明。WBCの試合中(3月19日、韓国戦)で故障し、帰国後の診断では全治6週間だったが、すでに2軍戦での出場も果たし、驚異的な回復の早さを見せていた。

 先発には条件がある。1カ月での1軍復帰に指揮官も「間が空いたから、こちらも途中交代とか考えて使わないとね」と慎重な構えを崩さなかった。さらに天候も雨模様が予想されるだけに「いいコンディションじゃないと」と、滑りやすいグラウンド状況なら代打などに抑える可能性もある。これまで12球団最少得点と貧打にあえいできた。主砲村田が横浜に安心感と爆発力を運んでくる。【今井貴久】

 [2009年4月21日7時53分

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