ロッテのドラフト1位指名、トヨタ自動車・荻野貴司外野手(24=関学大)が早くも幹部候補の指名を受けた。3日、出身地の奈良市内で母校の郡山(奈良)野球部OB会主催の激励会が行われた。荒井正吾奈良県知事(64)、郡山の森本達幸名誉監督(75)ら約300人が出席。ロッテの石川晃球団副代表(48)は「彼の実力を生かすのはうちだと確信しています。フロントとしても幹部候補だと思っています」と祝辞。荻野はトヨタ自動車で入社直後に内野から外野に転向して定位置を取り、50メートル走6秒0の俊足と打力で中軸打者としても活躍。球団は社会人の強豪でもまれた経験などを高く評価し、早くも幹部候補の期待を示した。荻野は「1日も早く1軍でプレーしている姿をお見せできるように努力します。ロッテの優勝に貢献できるよう日々精進していきます」と気を引き締めていた。【堀まどか】

 [2010年1月4日7時19分

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