横浜のドラフト4位ルーキー、真下(まっか)貴之投手(18=東海大望洋)が、フィギュア界の女王とのビッグ対談を熱望した。18日、横須賀市のベイスターズ室内練習場で初のブルペン入り。主力捕手の細山田を相手に30球の立ち投げを行った。昨年9月以来の投球練習だったが、188センチの長身左腕は「現時点でのマックスの力で投げました」と笑顔。細山田からは「キレがあって回転のいいボールが来た。将来が楽しみ」との高い評価を受けた。

 真下には淡い夢がある。最近の新聞紙上で西武菊池の話題が多く取り上げられていることに言及。「先日は菊池君が石川遼君と対面していましたが、僕はいつか浅田真央ちゃんと対談できる選手になりたい!」と宣言。世間の注目を浴び続ける菊池に対抗すべく、将来のビッグ対談を独自に考案。球界で出世して、フィギュア界の女王と親交を深める構想を描いた。

 菊池とは面識がないが、同じ高卒左腕だけにライバル意識が強い。「今は知名度で勝てないが、デビューの早さで負けたくない。高卒新人は体づくりが優先と言われますが、1日も早く1軍で貢献したい」と、初々しい顔で力説した。【山内崇章】

 [2010年1月19日8時36分

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