<巨人4-2横浜>◇21日◇京都

 横浜先発の寺原早人投手(26)が自滅した。悔やんだのは1回の失策だ。「自分のしょうもないミスで、相手に流れをやってしまった」。無死一塁から2番松本を投ゴロに打ち取りながら、併殺を急ぎ二塁への送球が悪送球。「松本の足が速いので焦った部分もあった。送球がシュート回転してしまった」。一、三塁と傷口を広げ、小笠原、阿部の適時打で手痛い先制の2点を奪われた。

 同点に追いついた3回には暴投でピンチを招き、勝ち越し点を奪われた。開幕2戦目の阪神戦でもベースカバーのミスから失点し、勝利を逃した。「(1回は)ピッチャーとして失格なことをした。キャンプから練習してきたことなのに…」。ミスが重なり、これで対巨人通算1勝11敗。唯一の勝利は08年にリリーフで挙げたもので、先発に限れば11連敗となった。

 [2010年4月22日7時58分

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