ヤクルトは23日、打撃不振の打開のため、元コーチの伊勢孝夫氏(65)の打撃アドバイザー就任を発表した。野村克也監督時代に打撃コーチを務めて日本一に貢献した同氏は「ノムさんが残した、いいものを引き続きやってくれていると思ってたけど、そうじゃないみたい。狙い球の絞り方とかが(監督が)古田あたりの時から薄れてきちゃった」と分析。「もう1度そこに返ってやりたい」と、“野村ID野球”の復活で、チーム打率2割3分5厘という貧打の立て直しを図るつもりだ。

 近鉄では「いてまえ打線」完成に尽力し、韓国プロ野球のSKワイバーンズでも優勝に貢献し「やり方は間違っていない」と自信は持っている。早速、全体練習を視察。不振のデントナ、ガイエルの両外国人には「お前たちがやらんことには話にならんぞ」とゲキを飛ばしていた。

 当面は評論活動をしながらの指導で、関東地区限定で2軍を含めて担当。ベンチには入らないが、ミーティングは参加する。8月をめどにコーチに就任する見通しで、契約は今季終了までで報酬は推定1000万円。【由本裕貴】

 [2010年5月24日8時14分

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