<中日2-8楽天>◇23日◇ナゴヤドーム
落合中日が楽天に敗れ、再び3位に転落した。苦手の楽天田中に7回1点に抑えられ、4連勝を許した。さらに守備のミスが続出する惨敗の中で、唯一の救いが4番トニ・ブランコ内野手(29)の10号ソロだ。ここ5試合で1安打の主砲が26打席ぶりの1発を含む2安打を放った。
久しぶりの快音だった。6回に田中の外角に落ちる変化球をすくい上げた。バットの先端だったが、怪力で中堅左スタンドまで運んだ。じつに6試合、26打席ぶりの1発だった。「変化球にうまく反応できたよ」。2回には3戦目の対戦で、マー君から初ヒットとなる中前打。チームは21歳右腕に昨季から3連敗となったが、ブランコだけは脅威を植え付けた。
昨季は交流戦24試合で11本塁打と爆発したが、今季は長いトンネルに入った。この日までの5試合で16打数1安打、打率0割6分3厘。本塁打どころか、打点すらなし。連日、指揮官自ら、フリー打撃を見守って修正を加えた。そんな悩みの中で出た1発。昨季より9試合遅れての、2年連続2ケタ本塁打だった。
「ちょっとよかったからといって持ち上げるな。オレが現役の時は目いっぱいたたかれたけど、今はたたかずに持ち上げる時代だからな。長い目で見て評価をしないといけない。結果がすべての世界だ。それを受け止めて解消できるか。そうしないと1本立ちできない」。落合博満監督(56)は1試合だけでの楽観論を戒めた。この夜、見えた兆しは本物なのか-。首位巨人追撃のために、主砲の完全復調が待たれる。【鈴木忠平】
[2010年5月24日11時41分
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