<中日5-9日本ハム>◇27日◇金沢
中日吉見一起投手(25)が「人生初」の連続押し出しで自滅した。プロ初のスライドに加え、地方球場での先発も初めてというレアケース。味方の守備にも足を引っ張られ、イライラを募らせての5回5失点で、前回19日のロッテ戦に続き3敗目を喫した。「きょうも先制点を与えてしまいましたから。押し出しは多分人生で初めてだと思う。情けないです…」。
自滅だった。制球力が最大の武器である吉見が、1回にまさかの連続押し出し四球。2死満塁から高橋を歩かせると、金子誠にもストレートの四球を与え、早々と2点を失った。今季はここまで58回1/3を投げ、8四球しか与えていなかったが、ボールが高めに浮いた。
運にも見放された。4回に適時打で3点目を失った後、2死一、三塁から稲葉の二ゴロでブランコが送球を落とし4点目。続く小谷野にはフルカウントから外角に落ちる変化球でハーフスイングをとったかに見えたが、一塁塁審の手は上がらず、マウンド上で「振ってるって~」と悔しがった。5回、甘く入った直球を高橋に左翼席に運ばれ無念の降板となった。
今季は10試合中7試合がマウンドの硬いナゴヤドーム。この日は球場入りすると、すぐにマウンドに向かい、柔らかく、傾斜の違うマウンドの感触を確かめた。2年前には中継ぎで1回を無失点に抑えたが、先発での金沢のマウンドは勝手が違った。「それを言ったら言い訳になる」と首を振ったが、最後まで不慣れなマウンドになじむことができなかった。【福岡吉央】
[2010年5月28日10時19分
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