<阪神6-3横浜>◇28日◇甲子園

 阪神西村憲投手(23)が、3者連続三振で7回猛攻を呼んだ。「使っていただけることに感謝です。そして、野手の皆さんにも感謝です」。好投直後の大逆転劇で今季7勝目もつかんだ。マウンドより緊張するというお立ち台も、今季3度目となった。

 2点ビハインドの7回、球宴期間にリフレッシした右腕が2番手で登板した。後半戦初登板で、先頭吉村をスライダーで空振り三振に打ち取ると、肩も温まってきた。武山の3球目で最速の145キロ。10球目も145キロ直球で連続空振り三振だ。投手清水はスライダーで見逃し三振。奪三振ショーが、打線の奮起に直結した。

 球宴休みは地元・福岡の実家に帰省し、心身ともに疲れを癒やした。シーズンに入ってフル稼働していた肩はボールを握らずに休めた。普段から寮の風呂場では熱湯と冷水に交互につかり血流を活性化して疲労回復に努めている。だが、久々に吸う地元の空気は、23歳の若虎を一気に生き返らせた。

 「まだ本調子じゃないですけど、暑くなってきたので、体も動いてくると思います」。西村が投げるだけで、チームが勢いづく。白星の数がそれを証明している。【鎌田真一郎】

 [2010年7月29日11時51分

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