<ヤクルト1-3横浜>◇1日◇いわき

 横浜真田裕貴投手(26)が、1球で勝利投手になった。7回2死一、二塁で、田中に内角シュートを投げ込んだ。狙い通りつまらせて遊ゴロとなり、8回表に味方が勝ち越し点を挙げたことで1球で白星をゲットした。セ・リーグでは09年4月24日に中日小林が記録して以来のこと。今季リーグ初の珍勝利に真田は「1球勝利?

 たまたまです。与えられたところで仕事をするだけですから。チームが勝ったことがうれしい。次も頑張ります」と、控えめに喜んだ。セットアッパーとして、厳しい局面で投げ続けている分、苦杯もなめているが、思わぬご褒美となった。野村投手コーチは「勝ち星がつくのはうれしいもの」と真田の勝利をたたえた。

 [2010年8月2日9時18分

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