<阪神2-2中日>◇9日◇甲子園

 おれたちが打つしかない!

 試合終了から15分後。中日和田一浩外野手(38)と森野将彦内野手(32)はほぼ同時にベンチ裏から出てきた。チームは8日に14安打10得点と爆発した打線とは対照的に、延長12回を戦い得点はわずか2点だけ。勝ちきれなかった要因の1つは、得点力不足だった。

 今カード3試合で11打数無安打と沈黙した和田は「打たないと勝てない。投手陣が2点に抑えて頑張ってるんだから…。ボクも含めて野手陣がもう少し頑張らないと。やるだけです」。5回には無死二塁のチャンスで中飛に打ち取られ、珍しくベンチでヘルメットをたたきつけた。責任を一身に背負い、すぐに前を向いた。

 その思いは“虎キラー”森野も同じだ。1回に右前適時打を放ち先制打をマーク。その後も左中間への二塁打、中前打を放ち1カ月ぶりに猛打賞を記録。今季、阪神戦は打率4割8分1厘と打ちまくっている。森野は「切り替えてやるだけ。もちろん打つことは大事だけど、それが勝ちにつながらないと意味がない」。首位阪神との直接対決はあと3試合。2人の力なくして竜の優勝はない。【桝井聡】

 [2010年9月10日10時14分

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