<中日1-6阪神>◇23日◇ナゴヤドーム
中日吉見一起投手(26)が6回1/3を投げ、阪神打線に4失点を許し、9敗目を喫した。与えた四球は自己最多の5つ。初回には3四球を与え、2死満塁のピンチで落合監督からマウンドでゲキを受けたが、期待に応えることはできなかった。
「チームがいい流れだったのに、水をさしてしまった…」。
投げても投げてもダメだった。初回、1死から平野に四球を与えると、鳥谷を打ち取った後、新井、ブラゼルにもストレートの連続四球。際どいコースにボールを投げ続け、打ち損じを狙ったが、ことごとく見送られた。そして続く城島に高めのフォークを左前に運ばれて先制の2点を献上。自慢のコントロールを生かせず、一度阪神に傾いた流れは最後まで中日には戻らなかった。
マメにも泣いた。日ごろから「マメがつぶれるのはいつものこと」と話す吉見。だがこの日は、初回からユニホームに血がこびりついていた。7回にマートンに本塁打を打たれ、4点目を許すと、マウンドでじっと指先を見つめた。それでも言い訳はしなかった。
幸いにも、リベンジのチャンスは残されている。吉見はCS前の今季最終戦、10月2日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に登板することも可能。「時間はちょっとあるんで、しっかり貢献できるように、もう少し自分を見つめ直して、がむしゃらにやっていきたい」と、前を向いた。勝ってマジック点灯というシナリオは描けなかったが、また次に勝てばいい。最終戦を白星で飾り、自らの力で優勝を引き寄せる。【福岡吉央】
[2010年9月24日11時22分
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